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心電図と同じくらい判読トレーニングが必要かも
しっかり現実を見せてくれる実践的脳波の教科書

2021/10/25
田中 和豊

 前回は、脳波の入門書を1冊紹介した。難解だという先入観から長いこと敬遠していた分野だが、脳神経内科医に推薦してもらった脳波の教科書を初めて読破することに成功し、知見が広がったからだ。今回はその続編である。Cadetto.jpの主な読者である若手医師にも、脳波の教科書は一度も手に取ったことがない人が少なからずいるだろうと思われるので、この世界の入り口を一緒に垣間見るつもりでお付き合い願いたい。

 前回で脳波の最低限の判読方法が分かったので、今回は実際に脳波を読んでみよう。脳波判読の演習に使える教科書として紹介するのが、飛松省三 著:『脳波に慣れる!デジタル脳波入門 脳波超速ラーニング』 南山堂、2018年(分類:教科書、推奨度評価:★★★、推奨時期:後期専攻医~)である。

飛松省三 著:『脳波に慣れる!デジタル脳波入門 脳波超速ラーニング』 南山堂、2018年(分類:教科書、推奨度評価:★★★、推奨時期:後期専攻医~)

著者プロフィール

田中和豊(福岡県済生会福岡総合病院 総合診療部主任部長・臨床教育部部長)●たなか かずとよ氏。慶應大理工学部を卒業後、医師を目指す。94年筑波大医学専門学群卒業。横須賀米海軍病院、聖路加国際病院、アルバートアインシュタイン医科大、ベス・イスラエル病院などを経て、2012年より現職。

連載の紹介

医学書ソムリエ
良い医学書は良い海図のように、臨床の大海原の航海を確実に楽にしてくれるもの。しかし、数多く出版される医学書のどれを読んだらよいのでしょうか。本連載では、筆者の田中和豊氏が、忙しいあなたの代わりに様々な医学書に目を通し、「これは良い」と思ったものだけを紹介します。

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