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GMAT 700点獲得への攻略法

2014/05/27

 前回はTOEFLについて見てきましたが、次はもう一つの英語の試験、「GMAT」の対策について見ていきたいと思います。

 GMATとは、Graduate Management Admission Testの略で、ビジネススクールの入学適性試験の一つで、Verbal(英語試験)、Quantitative(数学試験)、Analytical Writing Assessment (AWA 文章構成能力判定試験)、Integrated Reasoning(英語と数学の統合試験)の4セクションから成り立っています。トップスクールに合格するのに何点必要かという議論はよくされますね。私の周りを見るとトップスクールに合格した人の多くが800点中700点以上を取っており、このラインが目標になると思います。ただ700点以上が絶対必要というわけでは全くなく、600点台後半でも合格している人は多くいます。あまり神経質になる必要はないでしょう。

 私が受験した時はIntegrated Reasoning(2012年6月から導入)は試験に含まれていなかったため、今回はQuantitative/Verbal/AWAの3つについて述べたいと思います。

時間との勝負
 初めてGMATという試験を受けたとき、私が最初に抱いた印象は「これは時間との闘いだな」ということでした。試験前に問題集を解いたときは、ある程度の正答率で解くことができたのですが、いざ試験となると時間がまったく足りず、満足いくスコアがとれませんでした。

 そこで気づいたのは、解法のマスターだけでなく、多くの演習をこなして慣れることで解くスピードを上げなければならないということでした。公式問題集だけでなく、KaplanなどのGMAT問題集で対策していきましょう。

51点満点のQuantitativeは最低でも50点
 Quantitativeについては、日本人であれば苦労することは少ないと思います。日本で高校数学を勉強してきた方なら、問題自体の難易度は決して高くありません。公式本の過去問を1、2年分解けば問題文章で使われる英語に慣れ、50点(場合によっては51点満点)を取れると思います。ここでしっかり点数を稼ぐことで、その後の日本人が苦手なVerbalに心に余裕をもって臨むことができます。

SCはパズル解き
 日本人が苦手なVerbalは、Sentence Correction (SC)、Critical Reasoning (CR)、Reading Comprehension (RC)の3つのタイプの問題から成り立っています。その中で比較的点数を稼ぎやすいのはこのSCになると思います。SCとは、語法や文法などに関する問題です。まず問題文の一部に下線が引いてあり、その下線部に入るフレーズが5つ与えられ、その中から正しい選択肢を選びます。

 このSCの問題は一見すると難易度が高く、レベルの高い文法の知識を要求されます。しかし、実はある一定の法則で解ける場合が多く、パズル的な要素が強いのが特徴です。自分で多くの問題を解いて、その解法を見つけ出してやっていくというやり方もある一方で、専門塾に通ってその解法を効率よく学ぶというやり方もあるかと思います。

 私の場合、最初は自力でやっていたのですが、何回かの試験で点数は伸び悩みました。そこで、口コミで評判の高いYoshida English SchoolというGMAT/TOEFL専門塾に通ってSCを学びなおすことにしました。それが功を奏してか、結果的にはGMAT 700点を取ることができました。振り返ってみると、最初から専門塾に通ったほうが時間短縮できたのかなという印象があり、経済的に余裕がある場合は最初から専門塾に通うことをお勧めします。

著者プロフィール

佐竹晃太(米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院MPHプログラム)●さたけ こうた氏。2007年慶應義塾大学卒。北見赤十字病院での初期研修を経て、日本赤十字社医療センターで呼吸器内科医として勤務。2012年、中国中欧国際工商学院MBAプログラムに入学。2013年6月より現職。

連載の紹介

海外大学院留学マニュアル
医師としてのバックグラウンドを持ちながら、中国・上海にてMBAを取得し、現在は米国にて公衆衛生学修士(MPH)プログラムを学んでいる筆者。自らの経験を踏まえ、MBAやMPHを取得する大学院留学に興味がある医療従事者に、具体的なプロセスをお伝えします。

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