Cadetto.jpのロゴ画像

Dr.西野の「良医となるための道標」

Tough negotiator(しぶとい交渉人)

2015/03/09
西野徳之(総合南東北病院消化器センター長)

 自分に解決できないような大きな問題が生じたとしよう。その時、君はどうする?
 「そりゃ、降参です」
 諦めたら、そこでおしまいだよな。

 Difficulties only come to those who can overcome them.

 訳してごらん。
 「困難はそれを乗り越えられる人にしかやって来ない」

 正解! 困難な問題を諦める人は、それを困難とは認識できないのさ。だから、君に困難は来ない。良かったな。でも、なぜか僕は困難をいっぱい抱えている。僕は諦めたり、逃げたりするのが苦手だから。

 困難な問題に遭遇した時、どうするか。僕の答えは単純さ。

 “大切なことはどうすればできるかを考えることで、できるか否かを悩むことではない”

 「トライアル・アンド・エラー(trial & error:施行錯誤)」と言ってもいいかもしれない。

著者プロフィール

西野徳之(総合南東北病院〔福島県郡山市〕消化器センター長)●にしの・のりゆき氏。1987年自治医科大学卒。旭川医科大学第三内科、利尻島国保中央病院院長、市立根室病院内科医長などを経て2000年10月より現職。

連載の紹介

Dr.西野の「良医となるための道標」
今の臨床研修カリキュラムに足りないもの。それは医師としての心構えや倫理観、患者との接し方を学ぶことではないか? 研修医指導に情熱を傾けてきた著者が、「医師としてのあるべき姿」を熱く語りかける、『良医となるための100の道標』(日経BP)。その一部をご紹介します。
『良医となるための100の道標』 好評販売中

 「患者を診るということは、家族とともに、患者の心とも向き合うこと。その不安、焦燥、葛藤、そして悲しみを共有することなのだ。その心を受けとめることが君にはできるかい?」  医療という大海原に飛び込んだ研修医に、親として、兄として、友として、本音で語りかける、良医となるための「100の金言集」。(西野徳之著、日経BP社、2800円税別)

この連載のバックナンバー

この記事を読んでいる人におすすめ