Cadetto.jpのロゴ画像

Dr.大竹のおすすめBizスキル

メモの活用でアイデアを逃がさない!

2012/04/27

私のお気に入りメモ用品【1】 すぐメモ!縦型鉛筆付手帳 横罫大(製造販売/写真提供:ダイゴー) 品番:B3437、サイズ:63×112mm(中身)

 今回は、メモの効用についてお話しします。

 私はいつも、メモ帳を肌身離さず持っています。通勤中や仕事中はもちろん、家の中でも、入浴中や寝るとき以外はいつでもメモが取れるようにしています。突然ひらめいたアイデアや、気になって後で調べようと思うこと、人に教えてもらった情報などを、すぐにメモするのです。

 もともと私は、研修医の頃から、教授や上級医から指導を受けるときにメモを取る習慣がありました。それがさらに発展して現在のような“メモ魔”になったのは、「ものすごくいいアイデアを思いついたのに、30分後には忘れてしまった」という悔しい経験を何度もしたからです。若い皆さんには想像もつかないかもしれませんが、私の場合、35歳以降の記憶力の低下は著しいものでした。「ここ(喉元)まで出てるのに思い出せない」なんてことが存在することさえ、若い頃は信じられなかったのに…。

 ビジネスの世界は、「何でもメモする派」と「メモするな派」の二派に分かれています。「メモするな派」は、「そもそもすぐ忘れるようなことは大事なことではない」と主張しています。しかし、いいアイデアを思いつく能力と、それを記憶しておく能力は別物です。アイデアというのは、いつ思いつくか分かりません。その場ですぐに書き留めないと、頭の中から逃げてしまいます。私は「何でもメモする」ことをお勧めします。

メモを取りながら聞いても失礼には当たらない
 人の話を聞くときにも、メモを取ることは重要です。上級医から命じられたことや、教えてもらった情報はすぐにメモしましょう。

 人が話している最中にメモを取ることは、失礼に当たると考える人がいるかもしれません。でも実際はそうではありません。むしろ、「自分の話をきちんと聞いている」ととらえられ、好感度が高まります。私はかなり気難しい人の前でもメモを取りながらお話を聞いたことがありますが、褒められこそすれ、怒られたことはありません。逆に、上級医の立場としては、指導中に研修医がメモを取っていないと、「こいつちゃんと聞いているのかな?」「ちゃんと理解しているのかな?」と不安になります。

 ちなみによく看護師さんなどが、手の平などにペンで直接メモをしているのを見かけますが、見栄えもよくありませんし、手洗いで消えてしまうリスクもあります。きちんとメモ帳を携帯しましょう。

 では、取ったメモはどうすればいいのでしょうか?

著者プロフィール

大竹真一郎●おおたけ しんいちろう氏。1998年神戸大卒。同大第3内科に入局後、関連病院に勤務。2007年からは医局を離れ、菊名記念病院、けいゆう病院、中野サンブライトクリニックで勤務。

連載の紹介

Dr.大竹のおすすめBizスキル
「ビジネスの世界では当然とされているノウハウやスキルを取り入れれば、医師ももっと効率的に仕事ができる」—。医療以外の職種にも幅広い人脈を持つ大竹氏が、多忙な医師生活に役立つビジネススキルや思考法を紹介します。

この連載のバックナンバー

この記事を読んでいる人におすすめ