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Dr.大竹のおすすめBizスキル

やることが山積み!そんな毎日に役立つ整理術
GTD(Getting Things Done)

2012/03/28

 皆さん、毎日頑張っていますか?指導医から「担当患者さんの検査はオーダーしたのか?」「あの症例について調べたのか?」「次の学会で発表しろよ」なんて言われて、パニクッていませんか?

 やりたいことや、やるべきことがたくさんあると、焦るばかりで結局何もできず、ますます焦ってしまう…という悪循環に陥りがちです。

 私は以前、大学で研究をしていた時期がありました。教授から出される無理難題をこなしつつ、別の目的で臨床データをまとめる作業も行っていたため、頭の中は大混乱。何から手をつければいいのか全く分かりません。そんなときに、「GTD」といわれるタスク管理、時間管理術を知ることになったのです。

プロジェクトを「行動」に分解する
 GTDとはGetting Things Doneの略で、有名なコンサルタントのデビッド・アレンが考案しました。GTDは(1)収集(2)処理(3)整理(4)レビュー(5)実行、という5つのステップに分かれています。

 まずは「収集」。この段階では、仕事、プライベートは一切区別せずに、「やりたいこと」「やろうと思っているのにやっていないこと」「頭の中で気になっていること」をできるだけ多くpick upしていきます。紙に書いてもPCに打ち込んでもOKです(デビッド・アレンは「GTDはツールを選ばない」と言っています)。初めて「収集」を行うときは、1~2時間かけてじっくりと。気になることをいったん全て頭の外に出してしまうことが大事です。

 次に、「処理」「整理」です。pick upした行動が必要かどうかを1つ1つ見極め、必要であれば、まず、2分以内でできるものは即座に処理し、他人に任せた方がよいものは任せてしまいます。そして、残ったもの、つまり自分でじっくり行動すべきものは「プロジェクト」という概念で整理します。

 「プロジェクト」とは、達成するまでに複数の「行動」が必要なもののこと。例えば、学会発表が「プロジェクト」だとしたら、「行動」は、症例検討、文献検索、スライド作成という具合です。「プロジェクト」そのものは今すぐ実行することはできません。実行できるのは、プロジェクトを達成するための具体的行動です。「プロジェクト」を思い浮かべるだけではなく、それを行動に分解していくことが重要なのです。

著者プロフィール

大竹真一郎●おおたけ しんいちろう氏。1998年神戸大卒。同大第3内科に入局後、関連病院に勤務。2007年からは医局を離れ、菊名記念病院、けいゆう病院、中野サンブライトクリニックで勤務。

連載の紹介

Dr.大竹のおすすめBizスキル
「ビジネスの世界では当然とされているノウハウやスキルを取り入れれば、医師ももっと効率的に仕事ができる」—。医療以外の職種にも幅広い人脈を持つ大竹氏が、多忙な医師生活に役立つビジネススキルや思考法を紹介します。

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