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市中病院などで働く医療者の臨床研究をオンラインで支援
臨床研究支援のためのオンラインサロン、始めました

2019/11/15
片岡 裕貴(Systematic Review Work Shop-Peer Support Group)

 みなさん、はじめまして。Systematic Review Work Shop-Peer Support Group(SRWS-PSG)の創設メンバーの片岡裕貴と申します。

 みなさんが日々提供されている医療を良くするには、いろんなタイプの研究が欠かせません。しかしながら、科学雑誌のネイチャーが選定した一流雑誌に、掲載される日本発の論文が減少し続けているように、医学を含む日本の科学研究は危機にひんしていると多くの科学者が警鐘を鳴らしています。

 そんな現状に一石を投じようと、私たち SRWS-PSG は2019年9月、市中病院などで忙しく働く医療者を対象とした、臨床研究に関するオンラインサロンを立ち上げました。オンラインコースとメンターによる指導、仲間との交流を提供しています。

 私たちは、2015年から全国複数の市中病院で系統的レビューの研究計画書を書くワークショップを実施してきました。系統的レビューは、既存の文献を用いて行う臨床研究です。エビデンスに基づく医療(EBM)の実践に当たって、系統的レビューを行うことは必須であるとされています。一方で、臨床研究を実践する視点からは、先行研究を網羅的に調べて吟味することで、次に必要な研究を示せます。公開されている論文を対象に行う研究ですから、倫理的配慮やデータ取得に関わる手間が少ないという特徴もあります。そのため、臨床研究を行ったことがない人が最初に取りかかるには、うってつけの研究デザインなのです。

 実際に、私たちは4年で34本の査読論文を世に送り出してきました。臨床研究を実践する中で培ってきたノウハウを広め、研究指導をできる人材をもっと増やしたい――。そんな思いで、このグループを立ち上げました。

著者プロフィール

Cadetto.jpにレポートをお送りいただいた全国の若手医師や医学生たち。経験を発信したい皆さまからの寄稿をお待ちしております。

連載の紹介

体験リポート
若手医師や医学生たちによる体験リポート。病院見学や各種のワークショップ、勉強会などへの参加や、自らの取り組みを通じて得た経験を、全国の医師、医学生に向けて報告します。

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