Cadetto.jpのロゴ画像

第66回日本病跡学会総会リポート
「ところで、病跡学っていったい何?」

2019/07/26
東 徹(蘇生会総合病院)

 第66回日本病跡学会は京都大学精神医学教室が主幹でした。京都大精神科に入局している私にもスタッフ募集の声がかかり、スタッフとして運営を手伝うと同時に軽い気持ちで見学をしてみたところ、これが私の貧弱な想像力をはるかに超える面白さでしたので、この感動をぜひ多くの方にお伝えしたいと思い、リポートを書かせていただくことになった次第です。

 病跡学というものの存在は、精神科医であれば聞いたことぐらいはあるでしょうが、それ以外の医療関係者、ましてや一般の方はほとんどご存じないと思います。しかしながら、病跡学の面白さは、決して一部の精神科医で独占すべきものではなく、広く一般の方も味わうべき妙味があります。それを何とかお伝えできればと思います。

 病跡学を素朴に定義するならば、「著名で傑出した人物についての精神医学からの考察」ということになるようです。見学前の私にはその程度のごく断片的な知識と、うっすらとした興味しかありませんでした。まるで森の中で顔を上げた鹿のような無垢(むく)な気持ちで「ところで、病跡学っていったい何?」というぼんやりとした疑問を抱いていたのでした。

著者プロフィール

Cadetto.jpにレポートをお送りいただいた全国の若手医師や医学生たち。経験を発信したい皆さまからの寄稿をお待ちしております。

連載の紹介

体験リポート
若手医師や医学生たちによる体験リポート。病院見学や各種のワークショップ、勉強会などへの参加や、自らの取り組みを通じて得た経験を、全国の医師、医学生に向けて報告します。

この連載のバックナンバー

この記事を読んでいる人におすすめ