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私たちの流儀

【第30回】河野浩二(福島県立医科大学消化管外科学講座主任教授)
世界を視野に入れ、外科臨床の実践を極めつつ、がん免疫療法の臨床試験を進める

2020/08/11

 「ニボルマブ(オプジーボ)」をはじめとする免疫チェックポイント阻害薬の登場で、今後のがん治療の柱の一つになりうると期待が集まる「がん免疫療法」。福島県立医科大学消化管外科学講座主任教授の河野浩二(こうの・こうじ)医師は、数多くの臨床経験を積む一方で、スウェーデンへの留学を機に、25年以上ずっと、諦めることなくがん免疫療法の研究に取り組んできた。その研究が縁で2011年、シンガポール国立大学医学部外科教授に就任。同時に、同大附属がん研究所でがん免疫療法のTranslational Research(橋渡し研究)を行うラボの責任者となり、日本とはまったく異なる環境で3年間、仕事に没頭した。そして、今、福島の地から、消化管外科学の分野で世界をリードするさまざまな情報を発信していくため、教室員全員が国際的な視野で活動できる土壌づくりに精力を傾けている。(取材は2020年3月10日に実施)

1962年生まれ。山梨医科大学(現・山梨大学)医学部卒業。94年、スウェーデン・カロリンスカ医科大学留学。山梨医科大学第一外科講師、准教授を経て、2011年、シンガポール国立大学外科教授兼附属がん研究所Principal Investigatorに就任。14年に福島県立医科大学教授(器官制御外科学兼先端がん免疫治療学講座)となり、16年から現職、同大附属病院消化管外科部長。専門は食道外科、胃外科、がん免疫療法。医学博士。PhD, Karolinska Institute, Sweden.

著者プロフィール

成島香里(なるしま・かおり)上智大学社会福祉学科卒業。山梨日日新聞社、保健同人社を経て、現在は、医療・健康を中心に取材するフリーライター。東京理科大学非常勤講師。 ※本連載は総合メディカル「DtoDコンシェルジュ」からの転載です。

連載の紹介

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時代を見据え、転機をつかんだ先輩医師。その背景にある人柄や思いを浮き彫りにしつつ、若い勤務医や医学生の皆さんへのエールをお伝えします。

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