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私たちの流儀

【第29回】石松伸一(聖路加国際病院副院長・救命救急センター長)
救急医の一方で、25年にわたり、山谷で診療し、サリン被害者とも向き合う

2020/06/24

 聖路加国際病院の救急部は、ER型救急を実践する救命救急センター。「断らない救急医療」を追求し、近年は救急車の受け入れ台数が年間1万を超える。そのセンター長を務める副院長の石松伸一(いしまつ・しんいち)医師には、30代半ばから四半世紀にわたって続けている院外での活動がある。ひとつは、都内の通称「山谷地域」のクリニックで行う日雇い労働者や路上生活者のための無料診療。もうひとつは、1995年に起きた「地下鉄サリン事件」の被害者を対象にした無料健康診断。どちらも、ボランティア医師の一人として参加している。なぜ、ずっと、山谷に足を運び、また、事件の被害者と向き合っているのか。そのわけを教えてもらった。(取材は2020年2月に実施)

1959年生まれ。川崎医科大学医学部卒業。同大学救急医学講師、同附属病院救急部副医長を経て、93年から聖路加国際病院救急部に勤務。2001年、同救急部部長・救命救急センター長となり、13年から副院長。現在、集中治療部部長、相談・支援センター長も務める。医学博士。

著者プロフィール

成島香里(なるしま・かおり)上智大学社会福祉学科卒業。山梨日日新聞社、保健同人社を経て、現在は、医療・健康を中心に取材するフリーライター。東京理科大学非常勤講師。 ※本連載は総合メディカル「DtoDコンシェルジュ」からの転載です。

連載の紹介

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時代を見据え、転機をつかんだ先輩医師。その背景にある人柄や思いを浮き彫りにしつつ、若い勤務医や医学生の皆さんへのエールをお伝えします。

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