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私たちの流儀

【第28回】石井均(奈良県立医科大学医師・患者関係学講座教授)
長年の診療経験を生かし、新講座「医師・患者関係学」に打ち込む

2020/04/17

 医療とは「医師-患者関係」を基盤に機能する臨床実践──。このテーマに真正面から向き合うため、奈良県立医科大学は2019年度から、医学科の学生が実践的な学習をする「医師・患者関係学講座」をスタートさせた。講座の教授を務めるのは、糖尿病と内分泌が専門の石井均(いしい・ひとし)医師。長年の診療経験をふまえ、糖尿病治療における医師-患者間の人間関係の重要性を説き、これらを総合的に扱う場として、「糖尿病医療学」という学問領域を提唱した臨床医として名高い。奈良県立医大に石井氏を訪ね、現行の医学教育では新たな試みといえる、誕生から1年の講座にかける思いをじっくりと聞いた。

1976年、京都大学医学部卒業。83年、同大大学院医学研究科博士課程修了。天理よろづ相談所病院内分泌内科を経て、93年にジョスリン糖尿病センター・メンタルヘルスユニット留学。96年、天理よろづ相談所病院内分泌内科部長兼糖尿病センター長に就任。2013年から奈良県立医科大学糖尿病学講座教授を務め、19年から現職。奈良県立医科大学附属病院糖尿病センター長を兼任。日本糖尿病医療学学会代表理事。医学博士。

著者プロフィール

成島香里(なるしま・かおり)上智大学社会福祉学科卒業。山梨日日新聞社、保健同人社を経て、現在は、医療・健康を中心に取材するフリーライター。東京理科大学非常勤講師。 ※本連載は総合メディカル「DtoDコンシェルジュ」からの転載です。

連載の紹介

私たちの流儀
時代を見据え、転機をつかんだ先輩医師。その背景にある人柄や思いを浮き彫りにしつつ、若い勤務医や医学生の皆さんへのエールをお伝えします。

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