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私たちの流儀

【第22回】堀内 朗(昭和伊南総合病院内科診療部長・消化器病センター長)
2018年イグ・ノーベル賞を受賞し内視鏡医として自身を使い切る覚悟をもつ

2019/01/30

 長野県の南部、中央アルプスと南アルプスを望める駒ヶ根市に、行政組合が運営する昭和伊南総合病院がある。2018年秋、その地元住民や同院に朗報が届いた。20年来勤務する内科診療部長で消化器病センター長の堀内朗(ほりうち・あきら)医師が、この年のイグ・ノーベル賞医学教育賞を受賞したのだ。受賞対象になった研究は、2006年に米国内視鏡学会誌で発表した「座位でおこなう大腸内視鏡検査―自ら試して分かった教訓」。座った姿勢で大腸内視鏡検査を受けると苦痛が少ないことを、身をもって実証したことが評価された。“裏ノーベル賞”ともいわれるイグ・ノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に贈られる。ユーモアあふれる授賞式から1か月半後、堀内氏を同院に訪ね、日々の取り組みを聞くうちに、受賞の意味合いがより鮮明になってきた。


1960年生まれ。信州大学医学部医学科卒業。同大薬理学教室に助手として勤務後、90年より2年間米国バージニア大学医学部病理学教室に留学。信州大学第二内科、諏訪赤十字病院内科などを経て、99年4月より昭和伊南総合病院に勤務し、現在に至る。医学博士。
所属・役職は取材当時(2018年11月)のものです。

著者プロフィール

成島香里(なるしま・かおり)上智大学社会福祉学科卒業。山梨日日新聞社、保健同人社を経て、現在は、医療・健康を中心に取材するフリーライター。東京理科大学客員研究員。 ※本連載は総合メディカル「DtoDコンシェルジュ」からの転載です。

連載の紹介

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時代を見据え、転機をつかんだ先輩医師。その背景にある人柄や思いを浮き彫りにしつつ、若い勤務医や医学生の皆さんへのエールをお伝えします。

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