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【第19回】勝沼 俊雄(東京慈恵会医科大学附属第三病院 小児科教授)
クラウドファンディングで臨床研究の再開を実現

2018/08/03

 インターネットを通じて不特定多数の人から資金を募る「クラウドファンディング」。この手法を用いて再開にこぎつけた臨床研究がある。東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科教授の勝沼俊雄(かつぬま・としお)医師らが、当初は国から研究費を得てスタートを切った、乳幼児喘息の慢性期治療で薬を減らせるかどうかを調べる比較試験だ。今年1月末を期限に、クラウドファンディングで提示した目標額は1,000万円。1,000万円にやっと達し、同時に、それを一気に超えていったのは、呼びかけを始めて67日目、期限まで10日という、ぎりぎりのタイミングだった。寄付の集まり具合に焦りを感じながらも、支援を訴え続けた勝沼氏に、一時中断せざるを得なかった、臨床研究への思いを聞いた。



1959年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。国立小児病院アレルギー科レジデント、同病院アレルギー科医員(厚生技官)を経て、英国立心肺研究所胸部疾患部門留学。東京慈恵会医科大学小児科学講座復帰(有給助手)後、同講師、同准教授となり、2010年より東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科准教授、17年から現職。医学博士。※所属・役職は取材当時(2018年5月)のものです。

著者プロフィール

成島香里(なるしま・かおり)上智大学社会福祉学科卒業。山梨日日新聞社、保健同人社を経て、現在は、医療・健康を中心に取材するフリーライター。東京理科大学非常勤講師。 ※本連載は総合メディカル「DtoDコンシェルジュ」からの転載です。

連載の紹介

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時代を見据え、転機をつかんだ先輩医師。その背景にある人柄や思いを浮き彫りにしつつ、若い勤務医や医学生の皆さんへのエールをお伝えします。

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