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アラフォー医師に訪れる危機(クライシス)

2017/07/10
鈴木 裕介(ハイズ)

 平野啓一郎氏の小説「マチネの終わりに」をご存じでしょうか。お笑い芸人など複数人のゲストが毎回1つのテーマに沿ってプレゼンテーションを行うテレビ番組「アメトーーク!」の「読書芸人」の回で、複数のお笑い芸人さんが推薦したベストセラーです。

 本作は「大人の恋愛」をテーマにした切ない物語なのですが、裏テーマとして「40代の困難」を扱っています。一般的に、40歳前後というのは医師のキャリアの中で「脂の乗った時期」という印象をお持ちの方が多いと思います。しかし実は、このアラフォー世代が陥りやすい心の危機があるのです。

ミッドライフ・クライシス(「中年の危機」)
 医師に限らず、一般的に40歳前後となると、肉体的・精神的・環境的に様々な変化を経験します。例えば、親の病気や介護の問題が発生する、管理職になって職責が変わることでこれまでの成功体験が通用しなくなる――といった変化です。特に誰にでも訪れるのが、「体力の衰え」でしょうか。当直などをしてみると、明らかに若いときほど無理がきかなくなっているのを感じます。

著者プロフィール

鈴木裕介(ハイズ社)●すずき ゆうすけ氏。2008年高知大卒。一般内科診療やへき地医療に携わる傍ら、高知県庁内の地域医療支援機構にて広報や医師リクルート戦略、 医療者のメンタルヘルス支援などに従事。16年に国家資格キャリアコンサルティング技能士2級を取得。15年より現職。

連載の紹介

鈴木裕介の「キャリア迷子」に捧げる処方箋
昔に比べて価値観やキャリアが多様化し、「働き方」に悩む機会が増えてきました。医師でありながらこれまで1000件以上のキャリア相談を受けてきた鈴木裕介氏が、進むべき道を見失った「キャリア迷子」たちに送る「愛の処方箋」。様々なキャリア理論と実践に基づき、優しくレクチャーします。

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