医師という仕事をしていると、死を身近に感じることが多いと思います。誰にでも、いつかは必ず死が訪れる。普段は“死”なんてそうそう意識しなくても、亡くなっていく人たちを見ていると、いつか自分も死ぬ、どんな風に死ぬのだろう、と考えることがよくあります。

 ある日の昼下がり。
 仲良しの友達4人で、ケーキのおいしいお店に行きました。ケーキはもちろんですが、久々に会ってお互いの近況を語り合うのを、皆、楽しみにしていました。
 4人のうち、1人は看護師、1人(わたし)は医師、あとの2人は会社員です。

 ひとしきりしゃべって会話が途切れた時、カオリ(会社員)がわたしに向かって言いました。
「ねえ、カンセン性?カンケツ性?……肺炎って、知ってる?」

「死ぬ」ということの画像