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だんまり夫とイライラ妻

2019/03/15
織田うさこ

 この仕事をしていて、分かってきたことの1つに、人は変わらない、変われないということがあります。例えば、生活習慣、性格、嗜好……。病気の予防や治療のために変えた方がいいと分かっていても、なかなか変わらない、変えられないことがなんとたくさんあることか。

 今回は、外来に来られた70代のご夫婦のお話です。

妻「糖尿病と、皮膚炎がひどいんです。この人、病院が嫌いで、必死で説得して、今日はやっとのことで連れてきたんで、診てやってください」
夫「……」

 だんまりのご主人と、まくしたてるように話す奥様。

 病歴をお聞きすると、もう長年糖尿病だが、近くの医院にかかっては自己中断ということの繰り返しで、どうやら治療はうまくいっていない様子。要は、“放ったらかし”のようです。

著者プロフィール

織田うさこ(皮膚科医・内科医)●市中病院での初期研修修了後、皮膚科医として勤務していたが、必要に迫られて、内科も勉強しながら従事している。家庭医として地域医療に貢献。何事にも必死になりすぎるタイプ。

連載の紹介

うさコメント!
2007年、小西真奈美さん主演で放映されたドラマ「きらきら研修医」のモデルとなった織田うさこ氏が、身の回りの医師について、患者との関わりについて、医療現場で起こるさまざまな出来事について、独自の視点で語ります。

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