知り合いに代診を頼まれ、健診の仕事に行くことになりました。
企業健診ばかりを行っている健診センターで、いろんな企業の方が来るようです。身長、体重、血圧の測定や採血などを行い、その一角で内科の診察も行うとのことで、小さな診察室に案内されました。
看護師さんから健診のマニュアルを渡され、目を通すように言われた後、用紙の記入の仕方を聞きました。血圧が一定以上に高ければ受診勧奨だとか、前回の結果で異常があればその後の経過の聞き取りが必要だとか、マークのついている人は眼底検査や貧血検査が必要かどうか医師の判断になるだとか、一通りの決まりがあるとのこと。その日は、3時間半で100人前後を診なければいけないとのことでした。ということは、1時間で30名弱。1人2~3分で診る計算です。テキパキと診ていかないといけません。
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著者プロフィール
織田うさこ(皮膚科医・内科医)●市中病院での初期研修修了後、皮膚科医として勤務していたが、必要に迫られて、内科も勉強しながら従事している。家庭医として地域医療に貢献。何事にも必死になりすぎるタイプ。

連載の紹介
うさコメント!
2007年、小西真奈美さん主演で放映されたドラマ「きらきら研修医」のモデルとなった織田うさこ氏が、身の回りの医師について、患者との関わりについて、医療現場で起こるさまざまな出来事について、独自の視点で語ります。
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