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患者と家族、どっちを信じたらいい?

2018/06/11
織田うさこ
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 Bさんと奥様は2人暮らし。奥様独りで、両下肢が麻痺しているBさんの介護をしています。Bさんはもともと介護拒否があり、説得を重ねて、ようやく訪問診療と訪問看護がスタートしたところでした。

 その日もお家を訪問し、「前回の訪問以降、何かお変わりなかったですか?」と尋ねると、Bさんは、「なんの変わりもない、元気ですよ」と返事をされました。ところが間髪いれずに奥様が、「とんでもない!この間、家の中で転んだんですよ!」と。

 Bさんご本人は即座に否定しました。
「転んでないよ!そんなわけないだろ。しっかり歩けていますよ」とBさんが話し終わる前にすかさず奥様が、「嘘!転んで、助け起こすのに苦労したじゃない。私独りで。重かったんだから!」。

著者プロフィール

織田うさこ(皮膚科医・内科医)●市中病院での初期研修修了後、皮膚科医として勤務していたが、必要に迫られて、内科も勉強しながら従事している。家庭医として地域医療に貢献。何事にも必死になりすぎるタイプ。

連載の紹介

うさコメント!
2007年、小西真奈美さん主演で放映されたドラマ「きらきら研修医」のモデルとなった織田うさこ氏が、身の回りの医師について、患者との関わりについて、医療現場で起こるさまざまな出来事について、独自の視点で語ります。

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