研修医の同期だったAくんは、食費節約のため、男ながらに毎日弁当を作っていました。といっても、白いご飯と煮物だけの簡素なもので、煮物も、安売りで買った鶏肉や野菜を鍋に放り込んで煮ただけ。それを毎日飽きもせず食べる彼を「エライなぁ」と思っていました。
ある朝、早めに出勤すると、医局からいい匂いがしました。釣られるように奥の休憩スペースに行ってみると、そこにはAくんの後ろ姿…。
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著者プロフィール
織田うさこ(皮膚科医・内科医)●市中病院での初期研修修了後、皮膚科医として勤務していたが、必要に迫られて、内科も勉強しながら従事している。家庭医として地域医療に貢献。何事にも必死になりすぎるタイプ。

連載の紹介
うさコメント!
2007年、小西真奈美さん主演で放映されたドラマ「きらきら研修医」のモデルとなった織田うさこ氏が、身の回りの医師について、患者との関わりについて、医療現場で起こるさまざまな出来事について、独自の視点で語ります。
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