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「痔の出血」で帰宅としてよいでしょうか?

2018/02/28
任 理宏、志水太郎(獨協医科大学総合診療科)
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 1年目初期研修医と指導医の2人が、その日に出会った患者さんを通じて、明日からの診断力アップにつながる診断のポイントを対話形式で紹介していきます。今回は、血便で搬送されてきた72歳男性のケースです。高血圧の既往を持つ72歳男性が、「排便時に便器が真っ赤に染まった」との主訴で救急搬送されました。

研修医 下部消化管出血ですね。5大要因として挙げられている出血性大腸炎、虚血性腸炎、痔出血、憩室出血、急性出血性直腸潰瘍が鑑別に挙がるでしょうか?
指導医 なるほど。よく勉強していますね。ではまず言葉の定義から再確認しましょう。今回の主訴は血便でしょうか、下血でしょうか?
研修医 えっ? 同じではないのですか?

著者プロフィール

獨協医科大学総合診療科のスタッフメンバーがリレー形式で執筆。監修は獨協医科大学総合診療科診療部長の志水太郎氏です。

連載の紹介

毎回5分、初めての診断戦略
初期研修医や医学生、誰もが必須の診断学。この連載では、実際の症例を基に、1年目初期研修医と指導医のやり取りを通じて学んでいきます。「診断戦略: 診断力向上のためのアートとサイエンス」(医学書院、2014年)にも掲載した初期臨床研修で重要な急性期を中心とした実際の診断学のエッセンスも交えます。

この連載のバックナンバー

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