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せのびぃ、後輩初期研修医の指導を受ける

2014/04/09

 どこの病院でも顔ぶれが変わり、春の陽気に背中を押されながら新たな一歩を踏み出したことと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

 せのびぃは初日から新入院の患者を振られ、自分の入職の事務手続きすらできないというスタートを切り、その後も今週にかけて大変でした…。

ルーチンがルーチンじゃない!
 新しい環境になると、人間関係も一から作り直しなのであ・うんの呼吸なんてありません。今まで自分がルーチンでこなしていた業務や入力していた指示が全くルーチンではない、なんてことにも気付かされます。採用薬も規格も違うので、「○○を1A静注!」と言うのも、実は怖かったりします。

 前の病院では「エビデンスがない」とされて一掃されていた習慣が、今の病院ではいくつも残っていました。習慣を一掃された後も問題は起きなかったことで、自分の肌で「やっぱりエビデンスがなかったんだなー」と感じていただけに、つい「前の病院では~」と言いたくなりますが、前のコラムで書いた「郷に入っては郷に従え」の教え通り、今のところグッとこらえています(笑)

 また、市中病院と大学病院ではやはりしきたりが違います。エコーのオーダーも専門科にコンサルトの後だそうです。しかもそのコンサルトの枠がだいぶ先まで入らないなんてことも…。準緊急で非侵襲にやってもらいたいからエコー依頼しているのに、結局造影CTの方が早く入る、なんていう悲しい事態が往々にして起こり得るんですね…。

 友達コンサルト(仲の良い先生に非公式にコンサルトしてアドバイスをもらったりすること)も頻繁には使えないようで、がんじがらめになっている気分です。

「化石」電子カルテにうんざり
 精神科は手技が少ないので、今のところ採血やルートで困ってはいません。ただ、微妙に採用している器具が違ったり、看護師の介助の仕方が違ったりして、戸惑いを隠せないこともしばしばです。

 そして、本当に困るのは、カルテの違いです…。今の職場のカルテは電子カルテではありますが、「化石」と呼ばれるほど更新がなくて使い勝手が悪いという代物です。その上、紙カルテの同時運用が幅を利かせているために、結局負担が2倍になっています。このカルテシステムに関しては、他の病院の経験があれば、医師も看護師もほぼ全員がうんざり。タブーのはずの「前の病院では~」という話を振ると、かなりのベテランさん相手であっても「そうだよね!」と盛り上がることができます。これは大きな発見でした(笑)

著者プロフィール

毎日せのびぃ●市中病院での初期研修後、出身大学病院を経て、再度初期研修病院に戻った精神科医の卵。外見や語り口は穏やかで気さくな好青年。だが、胸の内には数々の野望が渦巻いている。今はそれらを封印し、高みを目指して修行に励む日々。

連載の紹介

日々是たぶん好日ナリ
毎日せのびぃ”が臨床の狭間で繰り出すつぶやきログ。生活の大部分を占める医療ネタのほか、将来のこと、趣味のこと、世間話など、フリーハンドで書いていきます。

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