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医学部でオンライン講座は流行るのか?

2014/01/29

 昨年の11月に、医学生の内原正樹さんが、医学部新設時の講師確保策としてオンライン講座の活用を提案する記事を、朝日新聞「私の視点」に投稿していました(「医学部の新設 オンライン講座活用しては」 ※要ログイン)。

 この話題に関して、医師のキャリアパスを考える医学生の会の水さん(ペンネーム)が、「医学部のオンライン講座はイノベーションか」という題で思うところを執筆しており、普段の医学部生活を踏まえたオンライン講座の魅力と懸念を伝えています。

初期研修医にも広がるオンライン講座
 オンライン講座は初期研修医のレベルでも広がってきています。例えば、ファイザーが1カ月に1回提供している「若手医師セミナー」は年々参加者が増え、講義にも多様性が出てきたように思います。

 多くの研修医が開催を待ち望んでおり、その内容は指導医クラスにとっても簡潔かつ勉強になるものだという評判です。東京・神田での講義を全国各地にライブ配信していますが、録画の配信は現在あえてしていないそうです。

 水さんは前述の記事の中で、アーティストのライブDVDを引き合いに出して、講義を受けたその場で感じる空気感のようなものを重視しています。また、大学の存在意義が薄れる可能性を指摘し、まずは各学会の教育講演をオンラインで共有して、アクセスしやすいようなポータルサイト化してはどうかと提案しています。

 自分の医学生時代を振り返ると、とある国試対策予備校のオンライン講座を見て、そのわかりやすさとまとまりに感動した覚えがあります。医師国家試験に合格するという観点では、そのオンライン講座はほぼ必要十分であったと思います。

著者プロフィール

毎日せのびぃ●市中病院での初期研修後、出身大学病院を経て、再度初期研修病院に戻った精神科医の卵。外見や語り口は穏やかで気さくな好青年。だが、胸の内には数々の野望が渦巻いている。今はそれらを封印し、高みを目指して修行に励む日々。

連載の紹介

日々是たぶん好日ナリ
毎日せのびぃ”が臨床の狭間で繰り出すつぶやきログ。生活の大部分を占める医療ネタのほか、将来のこと、趣味のこと、世間話など、フリーハンドで書いていきます。

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