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季節も患者さんから教わった

2012/11/08

 このたび縁あってコラムを執筆させてもらえることになりました、毎日せのびぃです。

 4月に医師として働き出した時には、思いのほか平和で、点滴や動脈採血、尿カテ挿入の手技のチャンスが回ってこないかと探していたくらいなのですが、もはや逃げたくなって久しい今日この頃です。同期の研修医1年目のみなさまはいかがお過ごしでしょうか?

 少し前の話になりますが、この夏の大イベントといえば、オリンピックと甲子園でしたね。オリンピックは、いつの間にか始まり、いつの間にか終わっていて、患者さんから「先生、もうオリンピックは終わったよ」と言われてしまいました。ちょっと反省して、甲子園は朝・夕の回診時に逐一チェックしていました。患者さんのテレビで。

 入院患者さんはおじいちゃん・おばあちゃんが多いので、こういうスポーツは共通の話題としてやっぱり、重要です。病状が落ち着いちゃうと、会話がいつも同じような感じになっちゃいますし…。

 ということで、患者のAさんに教わった最新情報を、さも前から知っていたかのごとく、次の部屋で患者Bさんに「昨日は22奪三振が出たらしいですね~」などと披露し、とりあえず話題をもたせた毎日でした。秋はもっぱらプロ野球の日本シリーズで切り抜けました。

 うーん、医学、ではないけど、患者さんがうれしそうにしているので、医療としては良いんじゃないでしょうか…。

著者プロフィール

毎日せのびぃ●市中病院での初期研修後、出身大学病院を経て、再度初期研修病院に戻った精神科医の卵。外見や語り口は穏やかで気さくな好青年。だが、胸の内には数々の野望が渦巻いている。今はそれらを封印し、高みを目指して修行に励む日々。

連載の紹介

日々是たぶん好日ナリ
毎日せのびぃ”が臨床の狭間で繰り出すつぶやきログ。生活の大部分を占める医療ネタのほか、将来のこと、趣味のこと、世間話など、フリーハンドで書いていきます。

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