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シニアレジデント、専門医を語る

2013/04/09

さて、いよいよぴぃ子もシニアレジデント(卒後3年目以上スタッフ未満/後期研修医)と呼ばれる学年になりました。「シニア」と言っても、初期研修が終わっただけで、これからやっと各自の専門分野の研修を始める「ひよっ子」であることに変わりはありません。

シニアレジデントになるとがぜん重要になってくるのが「専門医」。というわけで、今日は日本の専門医制度について少し調べてみることにしました。

厚生労働省のWebサイト(文献1)に記載されている「医師等の専門性に関する資格名」の数は55(団体数は57)。社団法人 日本専門医制評価・認定機構のWebサイト(文献2)に登録されている専門医制度は、基本領域で18種、Subspecialty領域で17種でした。一番会員数が多いのは日本外科学会の「外科専門医」で2万1816人。逆に専門医がゼロなのは、「脊椎脊髄外科専門医」「小児血液・がん専門医」でした(平成24年8月現在)。

後期研修の病院選びに際しては、自分が目指している専門医の「施設認定」を取得しているかどうか、その専門分野の「指導医」がいるかどうか、外科系の場合は、専門医取得に必要な手術・症例件数を得られるかどうかを事前に確認しておく必要があります。また、専門医制度の多くが、専門医試験の受験資格として学会に一定の年数所属していることを求めているので、事前に年限をチェックしておき、早めに学会に所属しておくことが大切です。 

日本の専門医制度は、今年度から少し変わるといわれています。厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」(文献3)では、平成25年3月7日までに17回の会議が行われ、近々、最終報告書がまとめられる予定です。報道によれば、以下のような方向性が示唆されています(参考4)。

・今年度中に専門医の資格認定を担う第三者機関が設立
・基本領域の専門医資格を取得してから、より専門性の高いサブスペシャリティ領域
 に移るという2段階制を導入
・2017年度から、新制度による専門医研修を開始予定  

今後の専門医制度の変化に注目です。

あまりの忙しさに記憶が飛んでいるのか、国家試験に合格して医師という仕事についたのがつい先日のように感じられるのに、もう「シニアレジデント≒後輩を教育する立場」になってしまいました。自分のような「ひよっ子」に「専門分野」の重い名札がつき始め、戦々恐々とする毎日です。専門6-7年目の先生と一緒に仕事をするようになって、ようやく医師の世界の道のりの長さを痛感し始めたところでもあります。

以上、後期研修医になって病院の寮がなくなったために一人暮らしを始めたはいいが、久しぶりの自炊に悪戦苦闘、帰宅してもオチオチ休めない、ぴぃ子でした。

料理に関しては「初期」研修中!Σヽ(`д´;)ノ !

著者プロフィール

研修医ぴぃ子(某病院初期研修医)●国内の某研修病院で、研さんに明けくれる初期研修医2年目女子。どんなに忙しくとも、外界の様子をうかがうアンテナはぷるぷる回転中。

連載の紹介

研修医ぴぃ子がいく
怒濤の研修生活を満喫中の初期研修医ぴぃ子が、日々の修業の中でふと思ったこと、驚いたこと、役立ったこと、へこんだこと、などなどを、Cadetto.jp読者とシェアします。

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