女性医師の増加に伴い、妊娠中の医師が院内で働く姿も珍しくなくなりました。
妊娠の経過が順調ならば、産前休暇に入るまで働き続けられますが、つわりで具合が悪かったり、切迫流産の可能性から安静が必要になるなど、妊娠によって仕事を休まなければいけないことも少なくありません。その場合、妊娠中の女性が授かった赤ちゃんを第一に考えるのは当然のこと。ただ、仕事は休まざるを得なくなりますから、周りの負担は当然増えてしまいます。
また、妊娠の経過が順調で、産前休暇まで仕事をしていたとしても、有形無形のさまざまな形で仲間たちが支えてくれています。だからこそ仕事を続けられているのだということを忘れてはいけません。妊娠中なら、いつも以上に、自分ができる業務を自ら探して行っていきたいものです。
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著者プロフィール
大久保ゆかり(東京医大皮膚科学講座准教授)●おおくぼ ゆかり氏。1984年東京医科大学卒業。98年同大講師。2001年より米スタンフォード大へ留学。10年より、東京医科大学医師・医学生支援センター、センター長。

連載の紹介
女医20年生
母、妻、医師の3つの顔を使い分け、現在も大学准教授として臨床や後進の指導に従事する大久保ゆかり氏。先輩女性医師として、女性医師が一線で働き続けるためのメッセージを送ります。
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