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第6回
昔も今も、臨床留学の手続きは面倒

2020/01/10
田中 和豊
昔も今も、臨床留学の手続きは面倒の画像

 前回は、アメリカ臨床留学の準備として臨床実習について取り上げた。今回は日本の初期研修医に当たるレジデンシーとして、臨床に従事するための手順について紹介する。

 まず米国の医師国家試験に該当するUSMLEのStep1とStep2に合格する必要がある。その上でECFMGの認定を受ける必要がある。ECFMGはEducational Commission For Foreign Medical Graduatesの略で、米国で臨床に従事したい外国人医師の適性を証明する非営利団体だ。筆者が留学した当時は、ECFMG English Testに合格すれば、ECFMG Certificateが授与された。しかし、最近ではUSMLEのStep2に、実際に模擬患者を診察してカルテを記載するCS(Clinical Skill)という試験も加わっている。Step1の基礎医学とStep2の臨床知識の試験は日本でも受験できるが、Step2のCSはアメリカで受験する必要があるので、当時よりも受験のハードルは高くなった。

著者プロフィール

田中和豊(福岡県済生会福岡総合病院 総合診療部主任部長・臨床教育部部長)●たなか かずとよ氏。慶應大理工学部を卒業後、医師を目指す。94年筑波大医学専門学群卒業。横須賀米海軍病院、聖路加国際病院、アルバートアインシュタイン医科大、ベス・イスラエル病院などを経て、2012年より現職。

連載の紹介

アメリカ臨床留学 今昔物語
Cadetto.jpの好評連載「医学書ソムリエ」でおなじみの田中和豊氏が、若手医師の頃に留学していたニューヨークの病院を19年ぶりに再訪しました。これを機に当時の留学事情やレジデンシープログラムを振り返りながら、米国の最近の医療事情も紹介します。

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