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第4回
言いたいことを直接英語で考えられるか?
アメリカ臨床留学のための準備:英語レベルについて

2019/11/22
田中 和豊
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 前回はアメリカ臨床留学のための準備のうち、医学レベルについて述べた。今回は英語レベルの方を取り上げる。

 あるとき、私が過去にアメリカでレジデンシーを受けたことがあることをどこかで耳にした研修医から、こう聞かれたことがあった。「先生はアメリカで研修していたときに英語で話してたんですか?」と。アメリカの病院で現地の患者を診療していたのだから、英語で診療していたに決まっている。このような当たり前の質問をしてくるということは、筆者がアメリカの病院で英語を話していたことがよほど信じられなかったのか、あるいは英語を勉強するコツが聞きたかったに違いない。

 アメリカに臨床留学するためには、英語が日常的に使用できるレベルに達していないと無理である。仮に日本の病院で働いている外国人研修医から、診療中に「ワタシ、ニホンゴワカリマセン」と言われたらどうであろうか? 日本語が分からなければ、日本の医療機関で診療を行うのは無理である。同様にアメリカで研修医をするのに、英語がワカリマセンでは話にならない。

著者プロフィール

田中和豊(福岡県済生会福岡総合病院 総合診療部主任部長・臨床教育部部長)●たなか かずとよ氏。慶應大理工学部を卒業後、医師を目指す。94年筑波大医学専門学群卒業。横須賀米海軍病院、聖路加国際病院、アルバートアインシュタイン医科大、ベス・イスラエル病院などを経て、2012年より現職。

連載の紹介

アメリカ臨床留学 今昔物語
Cadetto.jpの好評連載「医学書ソムリエ」でおなじみの田中和豊氏が、若手医師の頃に留学していたニューヨークの病院を19年ぶりに再訪しました。これを機に当時の留学事情やレジデンシープログラムを振り返りながら、米国の最近の医療事情も紹介します。

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