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第3回
米国では基礎医学が不十分だと臨床に進めない
アメリカ臨床留学のための準備:医学レベルについて

2019/11/08
田中 和豊
米国では基礎医学が不十分だと臨床に進めないの画像

 前回は、米国の教育病院の臨床医学レジデンシー・プログラムに日系の若手医師を派遣するNプログラムについて紹介した。今回は、もう20年以上前のことだが、筆者個人のアメリカ臨床留学の準備について紹介しよう。

 アメリカでの臨床留学について1つだけはっきりと言えることがある。それは、普通に日本の医学部で勉強して日本の医師国家試験に受かる程度の勉強では、内容が充実した留学は無理だということである。これは医学レベルと英語レベルのどちらについても言えることだ。今回は、まず医学レベルから説明する。

 アメリカで臨床教育を受けるための資格であるECFMG certificateを取得するためには、USMLE Step1(基礎医学)とStep2(臨床医学)に合格しなければならない。また、筆者の頃にはなかったが現在ではアメリカに行かなければ受験できないCS(Clinical Skill)という実技試験まである。

著者プロフィール

田中和豊(福岡県済生会福岡総合病院 総合診療部主任部長・臨床教育部部長)●たなか かずとよ氏。慶應大理工学部を卒業後、医師を目指す。94年筑波大医学専門学群卒業。横須賀米海軍病院、聖路加国際病院、アルバートアインシュタイン医科大、ベス・イスラエル病院などを経て、2012年より現職。

連載の紹介

アメリカ臨床留学 今昔物語
Cadetto.jpの好評連載「医学書ソムリエ」でおなじみの田中和豊氏が、若手医師の頃に留学していたニューヨークの病院を19年ぶりに再訪しました。これを機に当時の留学事情やレジデンシープログラムを振り返りながら、米国の最近の医療事情も紹介します。

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