「心音、呼吸音の停止、瞳孔の拡大、対光反射の消失を確認しました。これをもちまして、死亡確認とさせていただきます。死亡時刻は○時○分です」。そう言って、主治医と僕は深々と頭を下げました。

 長く頭を下げ、家族が少し落ち着いたころ、主治医は患者のこれまでの経過を説明しました。事実を述べた上で、剖検の希望の有無を尋ね、希望しないことを確認して、僕と主治医である指導医は部屋を去りました。

死亡確認の後、家族に何と声を掛けますか?の画像