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チームフェラーリ(後編)
チームプレーで脳梗塞を“劇速”救命

2018/05/15
今 明秀(八戸市立市民病院)
チームプレーで脳梗塞を“劇速”救命の画像

 月曜日の夜。残業を終えた救急後期研修医の藤田、伊沢、佐々木に初期研修医の清水を加えた4人は、病院近くのレストランで遅い夕食をとっていた。八戸の隣に五戸町がある。そこは戦国時代から馬の産地で有名だ。八戸沖の新鮮な刺身と、五戸町の馬刺しがテーブルに並ぶ。その時、後期研修医3人のスマホがほぼ同時にピロロンと鳴り、液晶画面が緑色に変わった。

「あっっ  脳卒中だ」

 後期研修医の中で一番若い佐々木が言う。その言葉が終わらないうちに藤田が立ち上がり、つられてみんなが席を立った。初期研修医の清水を含めて4名の医師は、馬肉料理を食べ残して病院へと急いだ。

著者プロフィール

今 明秀(八戸市立市民病院院長)●こん あきひで氏。1983年自治医科大学卒業。へき地診療を5年、外科を8年、外傷救急を6年修練。青森県ドクターヘリ スタッフブログ「劇的救命」(http://doctorheli.blog97.fc2.com/)を更新中。

連載の紹介

救急いばら道
八戸市立市民病院の院長であり、救命救急センター所長、臨床研修センター所長でもある今明秀氏が、ドクターヘリやドクターカーを擁する同病院救命救急センターでスタッフと日夜奮闘する様子を、克明にお伝えします。

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