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絶対トクする朝の一言

2016/06/01
金子敏明(高知医療センター初期研修医2年目)

 僕は、どちらかというと机に向かって勉強するのが苦手な方です。看護師さんに指示を求められたり質問されたりすることで、それに触発されて勉強するタイプです。

 研修でいろんな科を回っていると、看護師さんから電話が掛かってきて指示を求められることがよくあるから勉強するきっかけが多いなーという科と、あまり連絡がなく、僕の全く知らないところで指示や処方が決まっていて、蚊帳の外だなと感じる科がありました。たまに電話が掛かってきても、なぜか看護師さんが怒っている雰囲気だったり。ついこの前までは、科によって研修医に対する考え方や扱いが違うからかなと思っていましたが、最近ある本を読んで、僕にも原因の一端があるのかもしれないなと考えるようになりました。

 それは、山田ズーニー氏の「あなたの話はなぜ『通じない』のか」(筑摩書房、2006年)という本です。この中で山田氏は、「話が通じる一番の基礎は自分の『メディア力』を上げることだ」と述べています。「メディア力」という言葉をすごーく簡単に言うと、僕という人間に対する信頼感みたいなものです。僕によく連絡をくれる科では、僕のメディア力が高く、あまり連絡が来ない科では僕のメディア力が低かったということだと考えるようになりました。信頼がない人に指示を求めようとはしないですもんね。

「メディア力」向上の極意
 では、僕のメディア力に差をつけていたのは何なんでしょう。

著者プロフィール

金子敏明(高知医療センター初期研修医)●かねことしあき氏。茨城県出身。2015年杏林大卒、同年高知医療センター初期研修医。学生時代は山本雄士氏に師事し、医療政策・医療経営を学ぶ。山本雄士ゼミの運営メンバーを務め、現在も山本雄士ゼミアドバイザリースタッフとして関わる。初期研修から高齢化率で日本の10年先を行く高知へ。2015年度から人材育成のためのプラットホーム「RyomaBase」に参画し、2016年度からRyomaBase高知代表を務める。

連載の紹介

大医への道
大学5年時に参加した山本雄士ゼミの合宿をきっかけに、東京の大学を卒業後、高知県に飛び込んだ初期臨床研修医の「大医への道」。行政や政治を見据えたキャリア計画を胸に秘めつつ、日々の研修や生活で学んだことを共有します。

この連載のバックナンバー

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