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医系技官、ドイツに渡る

2015/08/04
廣瀬佳恵(厚生労働省大臣官房厚生科学課)

廣瀬佳恵●厚生労働省大臣官房厚生科学課
2006年産業医科大学卒業。横浜市立みなと赤十字病院での初期臨床研修後、08年厚生労働省に入省。介護報酬、労働衛生、移植医療、原発事故後の住民の健康管理などを担当。15年3月より介護保険制度等の調査研究のためドイツに滞在。

 厚生労働省医系技官の廣瀬佳恵と申します。私は今、過去に多くの日本人が医学を学び、最近ではEUの中心的役割を担うドイツで、この原稿を書いています。私は医師になって10年目で、そのうち約7年間を、厚労省を中心とした霞が関で過ごしました。今回は、その7年間を振り返りつつ、現在ドイツで行っている調査研究の様子もご紹介したいと思います。

 私は2015年2月の終わりから、研修の一環として、ドイツの首都ベルリンに滞在し、介護保険制度を中心とした調査研究を行っています。この連載をお読みの方であれば、医系技官のみならず多くの若手行政官が米国や英国などの大学院に留学していることをご存知かもしれません。しかしこうした長期の留学とは別に、入省して一定期間経過した行政官が約6カ月間、外国の政府機関などで調査研究を行う短期在外研究員制度というものがあります。私は今、この制度に採用されて、ドイツ連邦保健省(Bundesministerium für Gesundheit)や職業疾病金庫連合会(BKK Dachverband e.V.)などでの調査研究の機会を得ています。

 とはいえ、厚労省の職員が統一後のドイツで短期在外研究員制度を利用して調査研究を行った前例はなく、多くの関係者のご支援なしでは渡航も叶いませんでした。この場をお借りして感謝申し上げます。

著者プロフィール

卒後ほぼ10年以内の医系技官がリレー形式で連載。所属部署は、医療政策、食品安全、放射線健康管理(環境省出向中)、健康教育(文部科学省出向中)、県の保健政策(自治体出向中)など。

連載の紹介

若手医師のお役所奮闘記
厚生労働省で行政官として働く医師「医系技官」の若手がリレーで連載。医療現場を働きやすくしたい、医療の政策などに関わることで自分を成長させたい、政策が作られる現場を見てみたい、国際社会に貢献したい——などなど、様々な思いを抱えながら霞ヶ関で働く医師の悲喜こもごもを、若手目線で緩く綴っていきます。

この連載のバックナンバー

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