Cadetto.jpのロゴ画像

肢位から繰り出すSnap diagnosis

2018/09/05
関根一朗(湘南鎌倉総合病院)

 目の前に来た患者の診断名をランダムに言って当てられる確率はどの程度だろう。100分の1? 1000分の1? それとも、この世に存在する疾患の数分の1?? この世には、天文学的な数の疾患や外傷が存在する。

 それでも、患者に出会った瞬間に、指で天を指しながらパチンと鳴らし、低くてカッコいい声で、診断名を一発で言い当てる。これはものすごく気持ちがいい。まるで「イケてる救急医」にでもなった気分である。そう、これが救急医の十八番芸、「Snap diagnosis」なのだ――。

 Snap diagnosisは直観的診断とも呼ばれる。既往歴などの背景から、複数の症状の組み合わせから、もしくは、疾患特有のルックスから、様々な要素からSnap diagnosisは繰り出される。今回紹介するのは、患者の肢位から繰り出すSnap diagnosisだ。

著者プロフィール

EM Alliance●ER救急医の集まりとして2009年に発足。Web上での教育コンテンツの配信やメーリングリストでの情報交換、年2回のmeetingを 主な活動として、日本の救急医療や研修医の教育、研究活動に貢献することを目的としています。

連載の紹介

EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」
若手医師が知っておくと役立つ救急診療のコツを紹介するコラム。EM Allianceに所属するER医たちが、日頃の診療を行う上で実践しているちょっとした工夫やコツなどを紹介していきます。

この連載のバックナンバー

この記事を読んでいる人におすすめ