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子育て中に4時間の勉強時間を確保するには?

2011/03/30
吉田穂波

 子育て中の方から、ときどきこんな質問を受けます。「時間の使い方について教えていただけますか?」「留学時代などは、夜中に勉強していたのですか?」「子供を早く寝かしつけようと思っても、思い通りにならないとイライラしてしまうのですが、どうやって勉強時間を確保されていましたか?」

 私も、ハーバードの大学院生だった頃は、授業以外の時間や週末の時間を自分のためだけに使える独身の友達が本当にうらやましかったです。タイム・マネジメントは、ハーバードでも講義があるくらいですから、万国共通の悩みなのだと思います。

 私も、時間の作り方についてはたくさんの本を読みました。
・30分単位で予定を書き込めるスケジュール帳を買い、隙間の時間を見付け、活用する
・意志の力に頼るのではなく、やらざるを得ないような条件を作って自分を追い込む。例えばテレビやパソコンに向かう通路に勉強道具を積んでおく、トイレに本を置いておくなど。
・目標を分割して小さな目標に落とし込み、毎日のノルマを作る。
・やることを優先順位別、重要度別、緊急度別にリストアップし、それぞれにかかる時間を書いておく。

 どれも「フムフム、なるほど」と思い試してみましたが、なにしろ、子供は要領よく時間を使ってくれないので、こちらの思い通りにはなりません。この子たちが寝てくれたら自分の時間になるのに…と思いながら、寝かしつけに2時間かかり、泣きたくなったこともありました。

自分も一緒に寝てしまう
 参考になるかどうか分かりませんが、私の勉強時間の作り方をご紹介します。

 私はまず、子供たちを寝かしつけながら、夜8時半頃には一緒に寝てしまいます。子供が多いと、一人ひとり寝るタイミングがバラバラで、上の子が寝そうになっても下の子の授乳と重なったり、下の子が泣いて上の子も起きてしまったり、そうそう上手く一緒に寝かしつけられることはありません。そこで私は、自分も寝てしまうことにしました。すると子供たちも諦めていつの間にか寝る、という感じになります。

 夜8時半に寝れば、夜中2時半に起きたとしても、睡眠時間は6時間です!2時半から朝6時半までの約4時間が私の勉強時間でした。

 問題は子供たちが8時半に寝てくれるかということですが、私はボストンの保育園の先生方に「お昼寝は1時間までにして下さい」と頼んでいました。また、帰宅後はご飯を食べてからしばらくは一緒に遊び、8時になったら歯磨き、絵本、というパターンを作るようにしました。毎日このリズムで、と言えるほどきちんとはできませんでしたが…。

著者プロフィール

吉田穂波(ハーバード公衆衛生大学院リサーチフェロー)●よしだ ほなみ氏。1998年三重大卒後、聖路加国際病院産婦人科レジデント。01年名古屋大学大学院。ドイツ、英国、日本での医療機関勤務などを経て、08年ハーバード公衆衛生大学院。10年より現職。

連載の紹介

吉田穂波の「子育てしながらハーバード留学!」
米国ハーバード公衆衛生大学院で疫学の研究に従事する吉田穂波氏が、日米を往き来しながらの研究生活、子育て、臨床現場への思いなどを、女性医師として、産婦人科医として、4人の子の母親として、肌で感じたままにつづります。

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