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仕事にまい進する日本人と、最高に明るく遊びまくる米国人
癌宣告後に見る日米の文化の差『生きる』vs『最高の人生の見つけ方』

2015/09/14
冨田和巳(こども心身医療研究所所長)
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 病気を扱った映画は数限りなくある。観客の持つ「他者への共感」を刺激し、映画としての少々のつたなさをカバーしてくれるから、昔は映画の題材に困れば「子ども・犬・病気を出せばよい」と言われていた。しかし、黒澤明の『生きる』(1952[昭和27]年)は別格の名画である。彼の最高傑作、否、世界の映画史の中でも必ず3本の指に入るであろう『七人の侍』(1954年)の前に撮った「意欲や勢いに満ち溢れていた円熟期」の作品。

著者プロフィール

冨田和巳氏(こども心身医療研究所所長/大阪総合保育大学児童保育学部教授)●とみたかずみ氏。1967年和歌山県立医大卒。小学生の頃から映画を観つづけ、映画鑑賞が最大の趣味。『小児心身医学の臨床』(診断と治療社)、『小児心療内科読本』(医学書院)などでも映画を扱ったコラムを執筆した。

連載の紹介

冨田和巳の「映画で考える医療と社会」
今や、DVDや映画専用チャンネルなど、映画は自宅で簡単に鑑賞できる時代です。これまで映画館に行く時間がとれなかった映画好きの医師に向けて、医療・医師を中心とした作品を紹介します。映画評論家風のコメントではなく、臨床医の立場から、映画を通して見た医療と社会について意見/異見を綴ります。

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