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砂漠と戦争に翻弄される不倫物語
瀕死の患者から看護師が引き出した話とは?『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)

2014/08/12

 6月の本欄では、アフリカ(コンゴ)とベルギーを主な舞台として医療を扱った感動的な傑作『尼僧物語』を紹介した。今回は北アフリカとイタリアが舞台になる「患者と看護師」の傑作『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)を紹介する。本作は、信念・気概・勇気を扱いながら、それを堅苦しくなく描いた『尼僧物語』とは180度異なり、“人の道に外れた”不倫を主題にしている。しかし、諸々の問題が盛り込まれているために、映画らしい魅力と面白さがある。

著者プロフィール

冨田和巳氏(こども心身医療研究所所長/大阪総合保育大学児童保育学部教授)●とみたかずみ氏。1967年和歌山県立医大卒。小学生の頃から映画を観つづけ、映画鑑賞が最大の趣味。『小児心身医学の臨床』(診断と治療社)、『小児心療内科読本』(医学書院)などでも映画を扱ったコラムを執筆した。

連載の紹介

冨田和巳の「映画で考える医療と社会」
今や、DVDや映画専用チャンネルなど、映画は自宅で簡単に鑑賞できる時代です。これまで映画館に行く時間がとれなかった映画好きの医師に向けて、医療・医師を中心とした作品を紹介します。映画評論家風のコメントではなく、臨床医の立場から、映画を通して見た医療と社会について意見/異見を綴ります。

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