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セグウェイ認定インストラクターになりました!

2011/09/21

 セグウェイって知ってますか?

 かつて、当時首相だった小泉さんがブッシュ米国大統領から贈られて、官邸で嬉しそうに乗って見せたアレです。そうそう、両足を置く大きなステップの両側にホイールが1輪ずつ付いていて、そこから上方にハンドルバーが伸びている、電気で動くアレです。つまるところ、電動立ち乗り2輪車ですね。海外の学会に行くと、PR目的で会場周辺を走っていたりしますので、ご存知の方も少なくないのではないでしょうか。

 セグウェイの最大の特徴は、何と言っても操作性にあります。足を置くステップ部分に3軸の加速度センサーがついていて、アクセルやブレーキの操作なしに、重心移動によって、前進・停止・回転といった動きをコントロールできます。その直感的なインターフェイスは、パソコンのマウスと似た感じでしょうか。セグウェイは、数分乗っていると脳とセグウェイが一体化し始め、すぐに自分の思い描いた動きができるようになります。

 まさに未来の乗り物!

 ただ、残念ながら、現在、日本の公道では乗れません。公道での走行が許可されていないのは、先進国では日本とイギリスだけとのこと…。う~ん、ある意味、医薬品や医療機器と同じような状況? こんな言い方すると国に意地悪されそうなので、今回はこの辺でやめておきます。

海外では医療における活用例も
 さて、現在、セグウェイの日本での活躍の場は、警備や倉庫内の移動などに限られています。しかし、スイスやドイツ、オーストラリアでは既に、ショッピングモールなど人が密集している場での救急時の移動手段としてセグウェイが活躍しています。小回りが利き視認性も高いため、人混みの中、AEDやメディカルキットを載せて現場に急行するのに適しているそうです。

 とはいえ、一般的には、医療外利用の方が進んでいるようです。米国フロリダ州のディズニーワールドでは、300台以上が日常業務に導入されているとのこと。また、パリやバルセロナでは、セグウェイに乗ってのプチツアーが流行っているそうです。

 このセグウェイを、日本の医療現場でも役立てられないだろうか? そう考えて、セグウェイジャパンのアドバンスド・インストラクターである秋元大さんとお会いしました。大さん、話がおもしろい!

 秋元さんの話により、セグウェイが単なる移動手段ではないことを知りました。時速20km程度までスピードは出ますし、サイズも小さく小回りも利き、利便性が高いのは改めて言うまでもありません。加えて、周囲から注目を浴びることによって、新しいコミュニケーションツールとなる可能性も秘めているというのです。

 セグウェイに乗っていれば、ただそれだけで周囲の注目を集めますし、視点も通常より20cmほど高くなり、周りの様子も目に入りやすくなります。声を掛けられる機会が増え、逆に声も掛けやすくなる。結果として、コミュニケーションの促進効果があるとのことでした。

連載の紹介

昭和大元教授「手取屋岳夫の独り言」
「最近の日本の医療って、ちょっとおかしくない?」…と愚痴は出るものの、医師という仕事はやっぱり素晴らしい!一外科医として、大学教授として、教育者として感じた喜び・憤り・疑問などを、時に熱く、時には軽〜く、語ります。

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