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モンスターペアレントが職場にも進出

2008/07/04

 6月12日付の日刊ゲンダイは、モンスターペアレントが職場をターゲットにし始め、会社の担当者が困惑する姿を報じています。

 ある電機メーカーでは、新人研修として家電量販店で自社製品の販売をさせています。ところが、ある新入社員の親が会社に怒鳴り込んできました。

 「ウチの息子は、量販店に就職したわけじゃない。いますぐ量販店研修をやめさせろ」―。実は息子が量販店のマネジャーにしかられて、泣いて帰ってきたというのです。

 研修にこの態ですから、残業などもってのほか。都内のある人材紹介会社では、新入社員の親が「残業が長すぎる」と労働基準局に密告する騒ぎに発展したそうです。当局の監督指導が入り、急遽「ノー残業デー」を設けることにしたそうですが、それでも両親は「残業する体制をやめない限り、裁判も辞さない」と意気軒昂だそうです。

 配属もクレームの対象だそうで、ある食品メーカーの人事担当者は、「都内勤務希望が地方になったと怒鳴り込んでくる親は数年前からいたが、渉外部署希望なのに総務になったなどというクレームが出てきたが、さすがに初めてだ」とぼやいています。

 ある不動産会社では、猛母が来襲し息子のノルマが「きつすぎる」とアピールします。上司が「変える気はない」と突っぱねたところ、その母親はなんと息子の営業に同行しだしたといいます。もともと母親は「生保レディー」だったらしく、その時代の人脈を、せっせと息子に紹介して回っているようです。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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