第102回医師国家試験が、2月16日、17日、18日の3日間、たっぷりとした時間と問題量でコンデンスに行われました。ネット知己の医学生、「そろそろ医師国家試験だ!」とお尻に火がついたような記載がブログに目立ってきたのが1月半ば。その後どんどんとシリアス度が増していきました。
ストレスの原因は、もちろん合格点を取るかどうか。もし落っこちればマッチングしている臨床研修先に行けない。行けても医療職としてでなく、見学生にすぎないという予期不安があることはもちろんですが、そのバックグラウンドには、このところの流れの速い制度改革やモード変更、まさに自分たちが五里霧中で試されるという足場の不安定さにあると見ました。
私が医師国家試験を受けたのは26年も前のことです。10年一昔と言われていたのが、このところは5~6年、下手をすれば2~3年でもう時代は変わったとなりかねない時節です。
今回は、まさに試験が終了した直後の受験生や予備校の感想を参考に、いま浦島の元受験生が、医師国家試験がどう変化しつつあるのかウォッチングしてみたいと思います。
事前に発表されていた時間割は、以下のようになっていました。
〔1日目〕
A問題 9:30~11:30(120分)
B問題 13:15~15:00(105分)
C問題 16:00~17:00(60分)
〔2日目〕
D問題 9:30~11:30(120分)
E問題 13:00~15:00(120分)
F問題 16:00~17:00(60分)
〔3日目〕
G問題 9:30~11:30(120分)
H問題 12:45~14:00(75分)
I問題 14:40~17:00(140分)