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医師国試を遠景する―今年の出題傾向は?

2008/02/21

 第102回医師国家試験が、2月16日、17日、18日の3日間、たっぷりとした時間と問題量でコンデンスに行われました。ネット知己の医学生、「そろそろ医師国家試験だ!」とお尻に火がついたような記載がブログに目立ってきたのが1月半ば。その後どんどんとシリアス度が増していきました。

 ストレスの原因は、もちろん合格点を取るかどうか。もし落っこちればマッチングしている臨床研修先に行けない。行けても医療職としてでなく、見学生にすぎないという予期不安があることはもちろんですが、そのバックグラウンドには、このところの流れの速い制度改革やモード変更、まさに自分たちが五里霧中で試されるという足場の不安定さにあると見ました。

 私が医師国家試験を受けたのは26年も前のことです。10年一昔と言われていたのが、このところは5~6年、下手をすれば2~3年でもう時代は変わったとなりかねない時節です。

 今回は、まさに試験が終了した直後の受験生や予備校の感想を参考に、いま浦島の元受験生が、医師国家試験がどう変化しつつあるのかウォッチングしてみたいと思います。

 事前に発表されていた時間割は、以下のようになっていました。

〔1日目〕
A問題 9:30~11:30(120分)
B問題 13:15~15:00(105分)
C問題 16:00~17:00(60分)
〔2日目〕
D問題 9:30~11:30(120分)
E問題 13:00~15:00(120分)
F問題 16:00~17:00(60分)
〔3日目〕
G問題 9:30~11:30(120分)
H問題 12:45~14:00(75分)
I問題 14:40~17:00(140分)

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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