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難しい身内向けの病院リスクマネジメント――2つの事件を考える

2007/11/30

 山口県山陽小野田市の小野田市立病院(現小野田市民病院)に2004年に入院していた男性(53歳)が、同病院の看護師だった妻(49歳)(後に離婚)に劇薬をもられ脳に障害を負い寝たきりになったとして、病院を運営する市を訴えた訴訟の判決が、11月19日、山口地方裁判所宇部支部でありました。男性は市に「薬品の管理責任を怠った」などとして約1億3570万円の損害賠償を求めていましたが、裁判所は請求をほぼ全面的に認め、約1億3340万円の支払いを命じました。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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