夕張市の財政破たんも市立病院の再建模索も、既に全国区のニュースになっているので、ほんの手短にご説明します。まず市の財政破たんとは、主要産業であった採炭が斜陽となり、人口も1960年に11万7000人いた住民が1万3000人に急減しただけでなく、高齢者比率3割という顕著な高齢化、石炭に代わる牽引役としてスキー場やテーマパーク、映画祭などで観光振興を図ろうと財政資金をつぎ込んだものの、ほとんどが失敗。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
著者プロフィール
竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介
竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。
この連載のバックナンバー
-
2010/08/17
-
2010/08/10
-
2010/07/27
-
2010/07/20
-
2010/07/13