今回は、スマートフォンを利用した地域医療連携の実験について詳しく書いてみます。
連携実験用に用意したのはiPhone10台。それぞれ、ステーションに所属する訪問看護師に7台、老人ホーム看護師、患者家族、薬剤師に1台ずつ分配しました。分配先に選んだのは普段から当院とやり取りがあり、実験に賛同してくれた方々です。
世間一般の医療従事者の多くは、まだまだITに抵抗を示す人が少なくありません。そのため、こういったスマートフォンを仕事で使うことを嫌がる人も多いのではと思っていました。しかし、各ステーションを訪問してiPhoneを手渡ししたところ、意外にもみんな「使ってみたい!」とうれしそうに受取ってくれました。渡した人の世代は20~60代とバラバラでしたが、日頃から携帯メールやステーションのパソコンなどを操作しているからか、スマートフォンへの抵抗はあまり見られませんでした。
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連載の紹介
在宅医療にiPhoneを!
在宅医療では、スタッフや患者の間の情報共有や、ITを用いた業務の効率化がとても重要。それを米Apple社スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を駆使し、スムーズなシステム構築を目指す様子をお伝えします。
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