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「月々いくら貯金してる?」やっぱり気になるお金の話

2014/10/17

 先日スタッフと雑談していたときのことです。彼女が「私、これからタバコを2日に1箱にしようと思うんです」と言い出しました。これまでは1日1箱だったのを半分に減らそうということだそうです。私は「そんなこと言わずに、いっそ禁煙したらどう?美容にもいいし、ひょっとしたらマラソンのタイムも縮まるかもしれないし」と言ってみました。現在35歳の彼女の趣味はマラソン。趣味といっても、フルマラソンを3時間30分台で走る、かなりのアスリートです。すると、「3年前に一度、パッチを使ってしばらく禁煙してみたんですけど…。禁煙してもマラソンのタイムも全然変わんなかったし、なんとなくまた吸い始めちゃって」との返事でした。

お小遣い、教育費、家のローン――悩み多き夫婦の会計事情
 そんな彼女が節煙しようと思ったのは、「経済的理由」でした。「主人の定年まであと15年しかない!って気づいたんです。そしたらなんか焦っちゃって。計算すると、タバコ半分に減らしたら、1年で15万円くらい貯金できるんですよね」。彼女のご主人は彼女の10歳年上の45歳です。ご主人はサラリーマン、彼女はクリニックでのパートで仕事をしており、子どもはいません。しかし彼女は家事とマラソンの練習があるので、フルタイムで常勤として働く気はないそうです。

 「ウチは夫婦別会計なんです。主人がマンションのローンの支払いと生活費として定額を渡してくれるんですけど、彼の給料の額がいくらで、どれくらい貯金があるのかも知らないんです。私のパート代は自分のお小遣いと貯金に回しています。でも、主人の方が、私より先に死んじゃうじゃないですか」。

 これまであまり後先考えずに突っ走ってきましたが、最近は彼女のご主人と同年代の私も自分の老後の生活設計について考えるようになりました。夫婦でクリニックを開業している友達は、「子どもを2人とも私立の医学部に入れることを考えると頭が痛いわ」とよく言っています。

 またご主人がサラリーマン、奥さんがお医者さんの友達は「主人には私の給料の額は内緒にしてるの。主人は私に家のローンの一部を負担してほしそうなんだけどね。子どもが医学部を希望したら気兼ねなく行かせてやれるくらいの貯金を、私がしておかないとね」と言っています。独身で子どものいない私の場合、自分ひとりで稼ぐしかありませんが、子どもの教育という不確定要素がないので、将来設計を少しは考えやすいかもしれません。

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

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