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女医のおしゃれ、ちゃんと進化させてますか?

2014/09/01

 先日、以前一緒に働いていた職場の仲間と食事をしてきました。仲の良かった先輩(女性医師)にも8年ぶりくらいでお会いしました。いつもファッショナブルでスタイルが良い彼女は、私の憧れの先輩です。しかし久々にお会いして、なんとなく違和感を感じました。

 「なんでだろう…?」としばらく原因を考えて思いついたのは、お化粧じゃないかということでした。先輩は相変わらず流行のお洋服に身を包み、とてもおしゃれだったのですが、お化粧と髪型は彼女が30歳代当時にしていたもののままだったのです。昨年、20年ぶりの大学の同窓会で学生時代の懐かしの写真を見ていたとき、ある男性が「女子の化粧が時代を感じるなぁ…」とつぶやいていたのを思い出しました。

「あの頃のまま」のお化粧ではちょっと“イタい”
 私は職業柄、患者さんのお顔を老若男女問わず、至近距離で見るのですが、年齢を重ねても若い頃に流行ったのと同じままのメイクをしている方が多いことに気づきます。私が若い頃流行ったお化粧は、マットなファンデーションに青みの強いピンクや真っ赤な色の口紅、眉もかなり太めに描くというものでした。テレビに出てくる女優さんでもそういう方がいらっしゃいますが、それは今風の言葉で言うならば「イタい」感じがします。お洋服と一緒で、メイクにも流行というものがあるとつくづく思います。

 仕事を初めてから20年以上、私は毎朝欠かさずお化粧をしてきました。思い起こせば初めて私がお化粧をしたのは、高校を卒業した頃、海外旅行のお土産として貰った口紅でした。最初の頃こそ、化粧品売り場のカウンターの美容部員さんにお化粧の方法を教わったり、雑誌を見て流行の化粧法を研究したりしたものですが、この年になると化粧は自分の慣れ親しんだ手順でのルーチンワークとなってしまいました。

 今は仕事中ずっとマスクをしているので、マスクに化粧品がべったりつくのがイヤな私は、BBクリーム+パウダー、顔色が悪く見えないように頬紅を少々。口紅は塗らず、眉は整える程度に描く…というあっさりしたお化粧法です。ただ頬の肝斑だけは気になるので、コンシーラーで一生懸命隠してきました。マスクをしない友達は、口紅をしていないと「顔色悪いよ。体調悪いの?」とスタッフや患者さんから言われるので、口紅だけは欠かせないと言っていました。また別の友達は眉が薄いことを気にしていて、近くのコンビニに行くだけでも、眉だけは絶対に描くと言います。流行りに加え、メイク法も自分の悩みに応じてさまざまです。

 かといって、中年以降になって若い方と同じメイクをしようとしても、カラフルな色やラメはどうも肌に馴染まず、これも「イタく」なってしまいます。そこで、一度ここらで原点に立ち戻り、今の自分に合うお化粧について考えてみようと思い立ちました。

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

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