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大阪マラソンの日、地下鉄で思うみんなに優しい世界

2013/11/05

 10月27日、大阪マラソンが開催されました。東京マラソンと同様、大変人気のある大会で、抽選で選ばれるランナーの当選倍率は5倍強という狭き門です。3回目の開催となる今回は、友人が当選して出場することになったので、私も応援に行くことにしました。

 最初は軽い気持ちで応援に行こうと思っていましたが、前もって決めておいた待ち合わせポイントで、私が友人に補給食とスプレー式の消炎鎮痛剤を手渡すことになりました。私の責任も重大です!なんとしても友人を見つけなければなりません。

 今まではテレビで見るだけで、実際に現地に行くのは今回が初めて。なにしろ3万人のランナーが走る大きい大会ですから、沿道で走っている友人を見つけるのは困難が予想されました。しかし私は、長年自動車レースのラリーを観戦しています。観戦計画の立て方はラリーと同じなので、その経験が大変役に立ちました。

 まず、地図でコースを調べ、お互いに見つけやすい目印があると思った場所を何カ所かピックアップします。友人は何度もフルマラソンを完走したベテランランナーですので、目標タイムからその場所を通過する時間を逆算できました。当日は道路が閉鎖されてしまうため、応援の人たちの移動手段は地下鉄などの公共交通機関。時刻表アプリを使って、移動にかかる時間を調べて応援計画を立てました。

ユニバーサルデザインを採用し始めた地下鉄駅
 マラソンの応援計画を立てているとき、地下鉄の路線表を眺めていて思い出したことがあります。以前、色覚異常のある患者さまが「自分は赤と緑の区別がつきにくいです。正直、信号の色だって分からない。でも左から赤・黄・緑だって覚えているので、そんなに不自由ないんです。ただどうしても困るのが地下鉄の路線図ですね。微妙な色が入り組んでいるでしょう。大阪なら土地勘があるからまだいいんですけど、東京の路線図ともなると完全にお手上げですね」と話していました。言われてみれば、私も地下鉄を使うときは、御堂筋線は赤、谷町線は紫、堺筋線は茶色――といったように、無意識に路線ごとの色で判断していることが多いです。

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

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