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「先生、○○って健康食品、知ってる?」

2012/11/28

最近、山中伸弥先生のノーベル賞受賞決定のニュースを見た、ご高齢の患者さまからよく、「iPS細胞で私の病気は治りますか?」という質問があります。もちろんiPS細胞ですべての眼科疾患が治るわけではありませんので、患者さまに過度の期待を持たせるわけにはいきません。

それでも、iPS細胞から分化誘導された網膜色素上皮を利用した臨床治験が近いうちに始まるそうですので、加齢黄斑変性症などで不幸にして視力低下をきたした患者さまに朗報が届く日は近いのではないかと、私も楽しみにしています。私が子供の頃にワクワクしながら読んだ、手塚治虫さんの「ブラックジャック」のような外科的治療が実際に行われるんだなぁと思うと本当に感慨深いものがあります。

先日、緑内障で経過観察中の年配の男性患者さまが、診察室に入ってこられるなり、私に言いました。
「先生、○○って知ってる?」
「○○…ですか…?」
「○○はな、人間の免疫能力を上げるんやって」

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

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