みなさん、もう夏休みは取られましたか?
町のクリニックに勤める私は、お盆に5日間のお休みをいただきました。
勤務医時代は、自分で休暇の時期を決めることができたので、どこも混雑するお盆にお休みを取ったことはありませんでした。毎年、世間のお休みが一段落した秋ごろに、1週間ほどの夏期休暇を取っていました。当時の私の夏休みの過ごし方は、もっぱら海外旅行。リゾート地での観光や買い物は、年に1度の最大の楽しみでした。
しかし休暇の前には、ほかの先生方や看護師さんに迷惑をかけないよう、外来や入院で気になる患者さまのサマリーをまとめ、申し送りをせねばなりません。もちろん入院中の患者さまへの前もっての説明も必要です。
ドクターの休暇予定は外来に貼り出されるので、外来の患者さまについては問題ないのですが、入院中の受け持ち患者さまには、「○日から○日までお休みします。代理の先生は○○先生です」といった具合に、休暇の予定をお話ししていました。責任の所在を明らかにしておかないと、患者さまも不安ですし、病棟のナースたちも困るので。
診断書作成や患者さまから託された書類の処理などはできる限り前倒しで終わらせ、レセプトも前もってチェック。休暇を取る前はとても忙しかった記憶があります。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
著者プロフィール
さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介
さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。
この連載のバックナンバー
-
2016/07/04
-
2015/12/04
-
2015/10/28
-
2015/09/11
-
2015/07/01