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島民全員に一人でインフルエンザワクチン接種
土井基嗣(南大東診療所)

2010/11/24

ワクチン接種をスムーズに進めていくため、このような掲示物を用意するのも診療所の大切な仕事です。

 今、南大東島では、その他の地域と同じように、インフルエンザワクチン接種の真っ最中です。今年度は村のはからいで、約1300人の村民全員が無料でインフルエンザのワクチンを接種できることになりました。もちろん、島の医師は僕一人。すべてのワクチンを僕が接種しています。今回はそんな南大東島の試みについて書いてみたいと思います。

 南大東島における行政のインフルエンザ対策は、約10年前から始まりました。インフルエンザ脳症疑いの村民が急患搬送されたのを契機に、中学生までの小児と65歳以上の高齢者に対して、ワクチン接種を無料で実施してきたのです。今年度からはこの補助を拡大し、村民全員にワクチン接種を実施することになりました。

連載の紹介

離島医師たちのゆいまーる日記
沖縄県の離島診療所で働く、出身県も経験年数もさまざまな10人の医師が、診療だけにとどまらない日々の生活をつづります。「ゆいまーる」とは沖縄方言で相互扶助の意味。「ゆいまーるプロジェクト」は沖縄県の離島で働く医師たちが集う組織です。現在の執筆者は。「こちら
「ゆいまーる日記」が電子書籍になりました

 2009年から3年間、沖縄の離島で働く若い先生方に持ち回りで執筆していただいた「離島医師たちのゆいまーる日記」。連載のうち、選りすぐりの60本を再編集の上、電子書籍にまとめました。離島で1人で働く医師にはどのような役割が求められるのか、休みは取れるのか、家族はどうなるのか、島の人たちとの関係はどうなのか――。現場の話がぎゅっとつまった書籍となっています。

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