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「島のため」の意味に気付かされたある失敗
藤原 昌平(波照間診療所)

2010/07/20

 先日、島の青年会で心肺蘇生講習会を行った。受講者数は15人と小さな講習会だったが、私にとってはとても大きな意味を持つ講習会だった。

 私には、島に赴任した当初から「何かやりたい」という思いがあった。診察室から飛び出し、地域にとけ込んだ活動を行えるのは、診療所医師の特権だ。ましてせっかくの島での生活だから、診療所の仕事以外にも何か功績を残したいと考えていた。今考えれば、そんな思い上がった気持ちでアプローチしても上手く行くはずはない。今回はそんな、苦い思い出について書いてみたい。

連載の紹介

離島医師たちのゆいまーる日記
沖縄県の離島診療所で働く、出身県も経験年数もさまざまな10人の医師が、診療だけにとどまらない日々の生活をつづります。「ゆいまーる」とは沖縄方言で相互扶助の意味。「ゆいまーるプロジェクト」は沖縄県の離島で働く医師たちが集う組織です。現在の執筆者は。「こちら
「ゆいまーる日記」が電子書籍になりました

 2009年から3年間、沖縄の離島で働く若い先生方に持ち回りで執筆していただいた「離島医師たちのゆいまーる日記」。連載のうち、選りすぐりの60本を再編集の上、電子書籍にまとめました。離島で1人で働く医師にはどのような役割が求められるのか、休みは取れるのか、家族はどうなるのか、島の人たちとの関係はどうなのか――。現場の話がぎゅっとつまった書籍となっています。

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