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医師が作り、地域が育てた「命どぅ宝プロジェクト」
内藤 祥(西表西診療所)

2009/12/02
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 今年の夏、西表島で2件の大きな水難事故があった。いずれも子供が溺れて心肺停止に至ったケースだったが、その応急処置の有無を巡って2人の予後には大きな違いが生じた。1人は家族を含めて事故現場に居合わせた誰もが応急処置のやり方が分からず、診療所から電話で口頭指示を受けて処置が開始されるまでに時間を要した症例だ。その後の処置の中で奇跡的に息を吹き返しヘリで石垣島に搬送されたものの、低酸素脳症で寝た切りという残念な結果になってしまった。

連載の紹介

離島医師たちのゆいまーる日記
沖縄県の離島診療所で働く、出身県も経験年数もさまざまな10人の医師が、診療だけにとどまらない日々の生活をつづります。「ゆいまーる」とは沖縄方言で相互扶助の意味。「ゆいまーるプロジェクト」は沖縄県の離島で働く医師たちが集う組織です。現在の執筆者は。「こちら
「ゆいまーる日記」が電子書籍になりました

 2009年から3年間、沖縄の離島で働く若い先生方に持ち回りで執筆していただいた「離島医師たちのゆいまーる日記」。連載のうち、選りすぐりの60本を再編集の上、電子書籍にまとめました。離島で1人で働く医師にはどのような役割が求められるのか、休みは取れるのか、家族はどうなるのか、島の人たちとの関係はどうなのか――。現場の話がぎゅっとつまった書籍となっています。

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